【代表インタビュー】株式会社LIMARKS 代表取締役 明治 成慈

【熱狂ベンチャーナビ】株式会社LIMARKS 代表取締役 明治 成慈

0→1に熱狂し、関わる人すべてが満足できる会社へ

「毎日の出社にどれほどの意味があるのか」。外資系製薬会社でパソコンに向かいながら、そんな疑問を抱いていた明治 成慈さん(以下、明治さん)。スターバックスでパソコンを開いて仕事をする人たちへの憧れが、人生を大きく変える転機となりました。

200記事書いても年間3,000円しか稼げなかったブログアフィリエイトの失敗。それでも諦めることなく、コンテンツ販売、Webマーケティングへと挑戦の幅を広げ、現在は株式会社LIMARKS代表取締役として、LINEマーケティングを中心とした包括的なWebマーケティングサービスを提供しています。

「時間・場所・人間関係に縛られない働き方を広めたい」。ガソリンスタンドを経営する家系に生まれ、サラリーマンという枠組みに違和感を持ち続けた明治さん。業務委託中心の柔軟な組織体制で、関わるすべての人が満足できる会社づくりを目指す、その経営哲学に迫りました。

目次

プロフィール

株式会社LIMARKS

代表取締役 明治 成慈

趣味

ドライブ、麻雀

座右の銘

顧客の成功が、自らの成功

尊敬する人

稲盛 和夫

学生が読むべき本

「金持ち父さん 貧乏父さん」ロバート・キヨサキ

経営者におすすめの本

「影響力の武器」ロバート・B・チャルディーニ

人生で一番熱狂したこと

自動車のカタログ集め

ワンストップで実現するWebマーケティングの総合力

SEOから売上構築まで―マーケティングの全工程を自社完結

小川:御社の事業について教えてください。

明治さん:Webマーケティング事業を中心に展開しています。ホームページ制作、LP制作、Web広告運用、SNS運用、そしてLINE公式アカウントの構築やLステップといったLINE周りのツール構築を手がけています。

サブ事業として、補助金・助成金の申請サポート、起業や副業を始めたい方向けのコンサルティング事業とスクール事業も展開しています。

小川:数多くのWebマーケティング企業がある中で、御社の強みは何でしょうか?

明治さん:全体を通してマーケティングに関われるところが特徴であり強みです。

SEO対策を行うにしても、単なるSEO対策だけではありません。そこからいかにコンバージョンにつなげるか。説明会なら説明会の予約や資料請求、個別相談なら個別相談の問い合わせなど、売上につながる部分まで、当社で構築できることが強みとなっています。

SEOで集客をして、LINEやメルマガに誘導してリストを取り、そこからリストマーケティングで販売していくという動線を、一通り自社で構築できます。

小川:どのような理由で御社を選ばれることが多いのでしょうか?

明治さん:よく言われるのは、1か所で全部巻き取ってもらえるという点です。加えて、会社自体がそこまで大きくないので、コストが高くない点も評価されています。費用的なメリットと、1か所で済むという2つの軸で選んでいただいています。

製薬会社での安定を捨て、自由な働き方への挑戦

200記事で3,000円―失敗から学んだWebマーケティングの本質

小川:現在に至るまでのご経歴を教えてください。

明治さん:大学卒業後、外資系製薬会社の生産技術部で生産工程の効率化に携わっていました。それとは別に、本業とは全く関わりのない分野で副業としてブログアフィリエイトを始めました。

200記事ぐらいブログ記事を書いたのですが、年間で3,000円ぐらいしか稼げませんでした(笑)。私のやり方が悪かったのだと思います。さすがにこれは副業ではないと思って撤退しましたが、そこでの知見があってSEO対策などがある程度できるようになっていたので、全く無駄ではありませんでした。

小川:その後、どのような転機があったのですか?

明治さん:一旦副業をほとんどやっていない時期もありました。ふとスターバックスに行ったときに、パソコンを開いて仕事をしている人をみて「何をしているのだろう」と気になりました。

「こんな働き方をしてみたい」という思いから色々検索していくうちに、今でいうコンテンツビジネスやコンテンツ販売、無形商材の販売に行き着いたんです。

物販コンテンツから始まった独立への道

小川:コンテンツ販売ではどのような成果を上げられたのですか?

明治さん:SEO、SNS、Web広告を包括的に学んで自分で実践しました。さらにLINEやLステップといったツールも実践して検証を繰り返しました。Amazonでの転売なども1年ぐらいやっていたことがあります。

その後クライアントワーク中心に支援するような働き方にシフトして、2023年に本業を辞めて独立しました。そして、去年会社を設立して、現在2期目になります。

0→1フェーズへの熱狂―売上創出への飽くなき情熱

「サラリーマンを辞めたい」―その一心で突き進んだ日々

小川:今までのお仕事の中で、一番熱狂したことは何ですか?

明治さん:自分で0→1を手がけたときです。物販のコンテンツをつくって売上を立てるというフェーズが、一番力を入れて取り組んだ記憶があります。

今も似たようなことをやっています。自分の商材でもお客様の商材でも、売上をつくり上げていく過程そのものに夢中になっています。

小川:なぜそこまで熱狂できたのでしょうか?

明治さん:きっかけは、組織に縛られずに働きたいという思いでした。これで辞められるかもしれないと思って取り組んでいましたね(笑)。辞めるためには頑張らなければいけない、そう思ったことが熱くなれた理由の1つです。

小川:サラリーマンは向いていないと思われていたのですか?

明治さん:もともと実家がガソリンスタンドを経営していて、曽祖父のそのまた前の代からずっとやっています。その影響もあって、サラリーマンの血筋ではなかったのかもしれません。この時間勤務してくださいとか、この時間ここにいてくださいというのが、そもそも向いていなかったのだと思います。

出社にどのような意味があるのだろうか、と常々思っていました。結局出社してもパソコンに向かっていることが多かったので、だったら自宅やカフェで働いても一緒かなと。単純に憧れもありました。

独立を決意させた京都の案件

小川:独立のきっかけとなった印象的な案件はありますか?

明治さん:京都の案件が印象深いです。5人ぐらいの会社で、新規事業として中国から入ってくる商材を売るというプロジェクトでした。

Web集客に関してはあまり知見がない会社だったので、Web広告運用からLINEの構築まで一通りサポートして、無事ローンチできる仕組みをつくれました。

ちょうど独立する前後の案件で、成果をしっかりと残せたら独立しようと思っていたタイミングでした。本業とは全く違うことを夜にやっていたので、本当に忙しくてあまり記憶にないぐらい働いていました。

挫折を感じない独特のメンタリティ

失敗を経験に変える前向きな思考法

小川:ブログ記事を200記事書いて年間3,000円という結果も挫折とは感じなかったのですか?

明治さん:落ち込みはしましたが、今となっては良い記憶しか残っていません。挫折を感じたことは意外とないです。

自己肯定感が高いとよく言われます。結果ではなく、過程はやったと自己肯定をしていたのかもしれません。自分に甘いと言われればそうなのかもしれませんが、良くも悪くもすぐ忘れてしまう性格なのです。

人間関係を重視する経営哲学

円滑な関係性が生み出す高品質な仕事

小川:仕事に対してどのように向き合われていますか?

明治さん:当たり前のことですが、仕事にはお客様や関わる方々がいらっしゃるので、常に円滑な関係を意識して取り組んでいます。

この人はこう思っているのではないかということを汲み取って、それに対してフォローしたり、困っていそうなら連絡してみたりしています。

小川:なぜそのような考え方を大切にされているのですか?

明治さん:最終的には自分も仕事がうまく回りますし、会社のためにもなると思っています。

結局、人間と人間が仕事をしているので、関係性や壁があるかないかは、仕事の完成品のクオリティに影響します。なるべくその壁をなくそうという意識で、関係者同士の仲がうまくいっていないなら、間を取り持つようなこともしていました。

小川:現在の御社ではその価値観がどのように反映されていますか?

明治さん:お客様もそうですし、パートナーとの信頼関係もうまく築いていかないとここから伸びないと思っています。社員か業務委託かといった形に関係なく、信頼関係を築くことを大切にしています

業務委託15名で実現する柔軟な組織運営

優秀な人材ネットワークが支える成長戦略

小川:現在の組織体制について教えてください。

明治さん:業務委託含めて15名くらいの体制になっています。優秀な方と一緒に仕事ができているので、その方の周りのつながりも優秀な方だったりして、紹介してもらって入ってもらうことが多いです。

小川:メンバーにはどのような方が多いですか?

明治さん:完全に私と合う方が多いのですが、仕事は正確という人が多いです。

いろんな人と関わっていますが、私が発注するようになるのは、仕事が正確で比較的早い人です。レスが早いといったところも大切にしています。年齢層は20代後半から30代が多いです。

小川:一緒に働く方に求めることは何ですか?

明治さん:笑顔と、シンプルにレスの速さ、そして気遣いです。たとえばLINE1つとっても、既読をつけてそのままにするのではなく、一言だけでもメッセージをくれるとありがたいなと思います。

「お願いしますね」と言ったときに、少しだけでもメッセージをくれると嬉しい。相手の立場に立って考えられる、思いやりを持っていることが大切だと思います。

年商10億円を目指し、関わる人すべてが幸せになる会社へ

時間・場所・人間関係に縛られない理想の組織

小川:今後どのような会社にしていきたいですか?

明治さん:上場するといった目標は正直ありません。私の会社に関わってくださっている方が、満足いく生活ができるようになったり、スキルが高まったり、飲み会が楽しかったりする、そういったことが循環するような会社にしていきたいです。

働く人が時間や場所、人間関係に縛られずに働けると思ってもらえるような会社になれば良いと思っています。

小川:経営として意識されている目標数値などはありますか?

明治さん:数字ベースでいうと、まずは年商10億円を目標にしています。

最近のモチベーションとしては、自分自身の会社の売上アップももちろんありますが、関わる人が増えてきて、その関わってくれる人に満足するだけの報酬を渡せるようになりたいというのが大きいですね。

パートナーさんに安価で請け負ってもらうのではなく、提示してくれる満足いく額を渡せるようになりたいです。

会社概要

会社名株式会社LIMARKS
HPhttps://limarks.com/
設立2024年5月
事業内容Webマーケティング事業(ホームページ制作、LP制作、Web広告運用、SNS運用、LINE構築)
補助金・助成金申請サポート事業
企業研修、コンサルティング・スクール事業
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小川莉奈のアバター

編集者

小川 莉奈 - 熱狂ベンチャーナビ編集部

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看護師から一般企業へ就職。その後株式会社デジマケに入社。自身の転職経験を元に新卒~若手の転職者にわかりやすい情報をお届けします。

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監修者

西畑大樹 - 熱狂ベンチャーナビ運営責任者

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新卒で証券会社に入社。その後、不動産・マーケティング・SaaS企業と4社の経験を経て独立。
学生時代は無人島のインターンや創業2か月目の会社でインターン生として2年勤務。
学生時代から新卒就活領域のメディア運営やキャリアコンサルタントを行っていた経験を元に業界や企業理解が深まるインタビュー記事や就活や転職に役立つ情報をお届けします。

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秋山翔一 - 熱狂ベンチャーナビ編集責任者

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新卒で商社に入社。その後WEBマーケティング支援を行う会社に転職。その後、繊維メーカーの役員を経て株式会社デジマケを創業。
年間500記事以上の監修を行っております。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

熱狂ベンチャーナビ編集部はインターンシップ・新卒就活・転職経験者で編成されております。20代~30代の幅広い年齢・職種やキャリアを持つメンバーが在籍しているため、就活・転職の苦しかった経験や成功体験を元に求職者に役立つ情報を発信いたします。

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