【代表インタビュー】株式会社アイランド・ブレイン 代表取締役社長 鈴木徹

株式会社アイランド・ブレイン_代表取締役社長_鈴木徹様

「結果」と「信頼」を追い続けた20年の営業代行の本質

電話営業や問い合わせフォーム営業の代行を通じて、新規顧客開拓の「最前線」を担う株式会社アイランド・ブレイン。代表取締役社長の鈴木徹さんは、コンサルから実務支援へと事業を進化させ、「顧客満足」を最優先に成果報酬型サービスを展開してきました。

電話営業は正社員による丁寧なアプローチ、問い合わせフォーム営業は手作業による送信体制で、多種多様な業界の課題解決をサポート。20年に及ぶ営業ノウハウが築き上げた「信頼」と「結果」こそが、同社の原動力です。

目次

プロフィール

株式会社アイランド・ブレインの鈴木 徹代表

会社名:株式会社アイランド・ブレイン

役職:代表取締役社長

名前:鈴木 徹

趣味:ゴルフ・将棋

尊敬する人:奥さん、両親

座右の銘:神は細部に宿る

人生で一番熱狂した瞬間:常に「今」であり、一期一会の精神で毎回新鮮な気持ちで全力を尽くすことを大切にしています。

20年の営業ノウハウ×正社員体制による柔軟かつ戦略的な営業支援

小川

御社のビジネスモデルについて教えてください。

鈴木さん:私たちは電話営業の代行と問い合わせフォーム営業の支援を主な事業としています。会社設立から21年目を迎えますが、スタート時は営業のコンサルティングや営業研修といった、営業活動の戦略や人材育成といった上流工程の支援を中心に行っていました。

その中で、「具体的に成果を出すための支援をしてほしい」というお客様の要望が高まったことから、私たち自身が営業活動を実行する、実務型の営業代行サービスへと進化してきました。

現在では、成果報酬型の営業支援を軸に、お客様の新規顧客獲得や案件の創出をお手伝いする形で、サービスを提供しています。

小川

事業の差別化ポイントを教えてください。

鈴木さん:当社の最大の特徴は「成果報酬型」の営業代行を中心にサービスを提供している点です。通常、営業代行サービスは固定費が発生するモデルが多い中、当社では「成果が出た分だけ報酬をいただく」という明確な仕組みを導入し、お客様のリスクを軽減しています。

また、電話営業を担当するスタッフは全員が正社員です。アルバイトや外部委託には頼らず、継続的な研修と実務経験の積み重ねによって、社内で質の高い営業ノウハウを磨き上げています。

全ての業務を正社員が担当することで、対応品質の一貫性を維持しています。また、単なる営業代行にとどまらず、企業の営業チームの一員としてお客様の目標達成に向け徹底的に成果を追求する姿勢が、多くの企業様から高く評価されています。

小川

問い合わせフォーム営業で障がい者の方々と協力されていると伺いましたが、その取り組みについて詳しく教えてください。

鈴木さん:当社の問い合わせフォーム営業では、すべての工程を手作業で行っています。リスト作成や原稿作成、送信作業まで、一つひとつ丁寧に対応しており、送信作業は障がいを持つ方々と協力する体制を採用しています。この取り組みにより、雇用機会を提供すると同時に、お客様に対しては人の手による業務ならではの安心感が生まれています。

依頼されるお客様からは、「業務を依頼しながら社会的な意義にも貢献できるので嬉しい」というお声をいただくことがあり、単なる業務遂行以上の価値を感じていただいています。また、多くの方々が連携して作業を進めることで、月に100万件近い大量送信にも対応できる体制を整えています。

さらに、手作業だからこそ可能な柔軟性や細やかな配慮に加え、質の高さを維持しています。このように、企業の業務を支援するだけでなく、社会的意義を感じられる取り組みが、お客様から信頼をいただいている理由の一つです。

顧客満足を最優先に業界の課題に真正面から向き合う

小川

経営理念について教えてください。

鈴木さん:当社ではあえて「顧客満足」を最優先に掲げ、業界特有の課題に向き合っています。

営業代行業界では、新規顧客開拓に対してお客様が大きな期待を寄せられる一方で、成果を出すには一定の期間が必要であったり、業務の特性上、成果の評価が難しいケースがあります。こうした背景から、期待と実際の結果との間にズレが生じやすいという課題があります。

当社では、この課題に対応するため、初回のご依頼時に「当社が取り組める内容やアプローチ」を丁寧に説明し、お客様と目指すゴールを共有することを大切にしています。このプロセスを通じて、業務の方向性を明確にし、お客様に安心してお任せいただける環境づくりを心がけています。

また、業務開始後は専任の担当者がプロジェクトに対応し、進捗や成果を定期的に共有することで、透明性を保ちながら取り組んでいます。さらに、お客様からいただくご意見を積極的に反映させることで、柔軟で的確な対応を追求しています。

当社はこうした丁寧な取り組みを通じて、お客様に納得と満足を感じていただける結果を目指しています。これが、当社が業界で信頼を積み重ねてきた理由の一つだと考えています。

小川

専門性が高い業界では、営業代行が難しい印象がありますが、御社がそうした業界から信頼を得ている理由は何でしょうか。

鈴木さん:当社の強みは、正社員による伴走型支援体制にあります。正社員が担当することで、お客様の業界特有の知識を深く理解し、現場に即したコミュニケーションが可能になります。こうした姿勢でお客様の課題を共有し、一緒に解決を目指す姿勢が高く評価されていると感じています。

特に、製造業や建築業といった専門性の高い業界では、担当者が現場の要望に的確に応えるスキルが求められます。当社では、日々の業務を通じて担当者が知識を蓄え、それを具体的な提案や対応に活かす仕組みを整えています。

こうした専門性を活かした対応が、リピートやご紹介といった形で新たな顧客獲得につながっています。お客様に信頼していただけることが当社の成長の源であり、今後もその信頼を大切にしながら、さらなる価値を提供していきたいと考えています。

目の前の小さな努力が次のステージへの流れをつくる

小川

御社に入社されたきっかけや、現在の役職に就くまでの経緯について教えてください。

鈴木さん:私がアイランド・ブレインに入社したのは、創業当時に実施されていた営業塾への参加がきっかけでした。当時は受講生として営業の基礎を学んでいたのですが、当時の役員の方から「一緒に働かないか」と声をかけていただき、挑戦することを決意しました。入社後すぐに営業活動を任されましたが、当時の私は営業の経験もスキルもなく、期待されているとは言い難い状況でした。それでも、自分なりにできることから始め、知り合いに話を持ちかけてみたところ、初めての契約をいただくことができました。この経験は「自分が動けば結果を出せる」という自信につながり、今でも大切な原点だと感じています。

その後、役員に就任し、数年後には前社長が会長職に就くタイミングで社長を引き継ぐことになりました。正直なところ、最初から社長になりたいと思っていたわけではありません。ただ、組織全体の方向性やバランスを考えたときに、自分がその役を担うのが適任だと周囲が判断してくれたことは、とてもありがたく感じています。この背景には、自分なりに日々積み重ねてきた小さな努力があると感じています。些細なことでも、与えられた役割を一つひとつ全力でこなしてきたことが、周囲の信頼につながり、結果として次のステップへ進むきっかけになったのだと捉えています。

小川

経営者として大切にしていることを教えてください。

鈴木さん:私が特に大切にしているのは「一貫性」と「信頼」です。これまで多くの場面で、一貫性のない人や組織を見てきましたが、そのたびに「ブレない姿勢こそ信頼を築く鍵になる」と強く感じてきました。一貫性とは、単に同じことを続けるだけではありません。理念や価値観を軸にして、どんな状況でも判断基準を揺るがせないことです。例えば、経営者として日々の決断や発言の基準が異なれば、従業員やお客様からの信頼は失われてしまいます。そのため、自分自身の中での優先順位を明確にし、それを行動で示すよう心がけています。

また、私が全力で取り組む理由の一つは、「誰かに必要とされたい」という想いです。入社した頃、会社にはまだ整っていない部分が多く、営業以外にも経理や労務といった業務を担当することになりました。正直、苦手な分野も多かったですが、「自分がやることで誰かの役に立てる」と思えたからこそ頑張れたのだと思います。そして、その小さな積み重ねが、やりがいや達成感につながり、結果的に周囲から信頼されるきっかけになったと感じています。

今自分に自信がない人でも、ぜひ「今の自分にできること」に真剣に向き合ってほしいと思います。たとえ小さなことでも、積極的に取り組むことで次のチャンスが生まれますし、その努力は必ず誰かが見ています。そして、何事にも一貫性を持って取り組むことで、結果として信頼を得られる人になれるのではないでしょうか。自分を信じて、一歩一歩進んでほしいと思います。

自分の役割に全力で向き合う、その先にある夢中になれる働き方

株式会社アイランド・ブレインの鈴木 徹代表
小川

アイランド・ブレインの雰囲気について教えてください。

鈴木さん:当社では、社員同士のコミュニケーションが活発で、私自身も日々のやり取りを通じて意見や提案を直接聞く機会が多くあります。そうした中で、社員同士はもちろん、私との距離感も自然と近づき、フランクに話せる関係ができていると感じています。

多様なバックグラウンドを持つ社員たちは、それぞれの個性を活かしながら働いていますが、共通しているのは「お客様のために頑張りたい」「誰かの役に立つ仕事がしたい」という価値観です。この思いを共有しているからこそ、互いに協力し合いながら組織として成長できているのだと感じています。

また、社員一人ひとりが計画的に業務を進めることで、仕事とプライベートのメリハリをつけた働き方が実現されています。その結果、各自が役割を果たしつつ、気軽に相談したり助け合ったりできる風通しの良い職場環境が生まれています。このような雰囲気が、個人の力を引き出しながらもチームとして高いパフォーマンスを発揮する土台になっていると感じています。

社員それぞれの個性を尊重しながら、共通の価値観を軸にチームとして成長し続ける。このような環境が、当社の大きな魅力であり、成果を生み出す強さの根幹だと感じています。

小川

これから入社する人に求めることは何でしょうか?

鈴木さん:当社では、「お客様のために全力で取り組みたい」という価値観を大切にしています。この考え方に共鳴してくださる方であれば、経験の有無にかかわらず歓迎します。実際に、未経験からスタートした社員も多く、さまざまな分野で活躍しています。

また、働く理由やスタイルは人それぞれです。「成果を出してしっかり稼ぎたい」「家庭と両立しながら働きたい」「自分のペースを大事にしたい」など、どんな動機でも構いません。ただ、その根底に「誰かの役に立つ仕事をしたい」という想いがある方であれば、当社で大きなやりがいを見つけられるはずです。

小川

今後の展望を教えてください。

鈴木さん:私たちは「新しいお客様を開拓する」という根本的なニーズに向き合い続け、選ばれる会社でありたいと考えています。ただ単に規模を拡大するのではなく、「お願いして本当に良かった」と感じていただけるお客様を増やすことを重視しています。また、海外展開についても、アメリカ市場への参入や海外営業代行会社との連携などに挑戦したいと考えています。

私たちの仕事は、経営者や企業が抱える課題を解決し、事業の成長を支える非常に意義深いものだと考えています。「ありがとう」と言われる瞬間や、「頼んで良かった」と感じていただけることが、私たちの大きなやりがいです。

そうしたやりがいを日々感じながら、自分自身の成長とともに、仲間たちと喜びを分かち合える環境を築いていきたいと考えています。私たちが大切にしている想いに共感し、自分の力を最大限に発揮したい方に、ぜひ仲間になっていただきたいです。

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小川莉奈のアバター

編集者

小川 莉奈 - 熱狂ベンチャーナビ編集部

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看護士から一般企業へ就職。その後株式会社デジマケに入社。自身の転職経験を元に新卒~若手の転職者にわかりやすい情報をお届けします。

西畑大樹のアバター

監修者

西畑大樹 - 熱狂ベンチャーナビ運営責任者

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新卒で証券会社に入社。その後、不動産・マーケティング・SaaS企業と4社の経験を経て独立。
学生時代は無人島のインターンや創業2か月目の会社でインターン生として2年勤務。
学生時代から新卒就活領域のメディア運営やキャリアコンサルタントを行っていた経験を元に業界や企業理解が深まるインタビュー記事や就活や転職に役立つ情報をお届けします。

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秋山翔一 - 熱狂ベンチャーナビ編集責任者

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新卒で商社に入社。その後WEBマーケティング支援を行う会社に転職。その後、繊維メーカーの役員を経て株式会社デジマケを創業。
年間500記事以上の監修を行っております。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

熱狂ベンチャーナビ編集部はインターンシップ・新卒就活・転職経験者で編成されております。20代~30代の幅広い年齢・職種やキャリアを持つメンバーが在籍しているため、就活・転職の苦しかった経験や成功体験を元に求職者に役立つ情報を発信いたします。

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