【代表インタビュー】and media株式会社 代表取締役 鳥越 亮

成果にこだわる実力派SEO会社 — アフィリエイト9年の経験が生み出す差別化
検索順位の向上やアクセス数の増加を目標とするSEO会社が多い中で、コンバージョン獲得に特化したアプローチを徹底しているのが、and media株式会社です。
同社を率いる代表取締役の鳥越 亮さん(以下、鳥越さん)は、9年間のSEOアフィリエイト経験と成果報酬の世界で培った知見を武器に、「成果から逆算した支援」を重視しています。業界から評価を受ける同社の背景には、SEO業界を健全化したいという強い使命感がありました。
営業力重視で下請けに丸投げするような業界の構造的問題に一石を投じる鳥越さんに、真のSEO支援のあり方と、事業への熱狂の源について伺いました。
プロフィール

and media株式会社
代表取締役 鳥越 亮
趣味
バスケ、格闘技観戦
尊敬する人
1社目の事業部の先輩・役員
座右の銘
不安定に強くなる
学生が読むべき本
「非常識な成功法則」神田 昌典
経営者におすすめの本
「マーケティング22の法則:売れるもマーケ 当たるもマーケ」アル・ライズ
人生で一番熱狂したこと
自分がした仕事が成果につながったと実感できたときに熱狂します。
成果報酬の世界で磨かれた「本質的なSEO」への思考

アフィリエイト9年の経験が生んだ「コンバージョン最優先」の哲学
小川:御社の事業について教えてください。
鳥越さん:当社は、コンバージョン獲得に強いSEO会社として活動しています。私自身、SEOアフィリエイトを9年ほど経験しており、成果報酬のSEOの世界で得た知見をもとに、クライアント支援を行っております。
一般的に「検索順位を上げて終わり」「アクセス数を集めたらSEO的に成功」とみられがちですが、実際にそこから何件コンバージョンしたかが最も重要だと考えます。この考え方と、コンバージョン獲得のノウハウが蓄積されているからこそ実現できているサービスです。
成果報酬のアフィリエイトの世界では、結果がすべてです。どんなに上位表示しても、どんなにアクセスを集めても、最終的にコンバージョンにつながらなければ収益になりません。この厳しい環境で培った「結果にコミットする」という姿勢が、クライアント支援においても活かされております。
建築からデザイナー、そしてSEOディレクターへの転身ストーリー
小川:そういった経験はどのように積まれたのでしょうか?
鳥越さん:新卒で入社した会社のメディア事業部のSEOアフィリエイト部門に配属されました。そこで3年ほどSEOアフィリエイトの経験を積んだことが、私の土台となっております。
入社当初は業界について何も分からない状態で、デザイナーとして入社しました。大学で建築を学び、PhotoshopやIllustratorを使っていたのですが、建築よりもPhotoshopを扱う方が楽しいと感じ、デザイナーとして社会人をスタートしたんです。
当時はブラックハットSEOと呼ばれる手法が流行しており、被リンク元となるサイトを1日10サイトつくるという業務を、デザイナーですが担当しておりました。この時代は本当に激務で、毎日朝から夜12時まで働いて、その後飲みに連れて行ってもらって2時頃に帰宅し、翌朝9時に出社という生活を続けていました。
当時はあまり感じていませんでしたが、今振り返ると本当にしんどい時期でした。しかし、この経験があったからこそ現在頑張れていると思うので、結果的には良い経験だったと考えています。
編集長への昇進と「出世したい」という原動力
小川:そこからどのような経緯で現在に至るのでしょうか?
鳥越さん:最初はSEOアフィリエイトのサテライトサイト制作から始まり、ライティング業務、そしてサイトの編集長へと徐々に役職が変わっていきました。正直、最初は会社で出世したい思いが強く、目の前の業務をひたすら頑張り続けた結果、そのポジションに就くことができました。
当時のモチベーションは、同期に負けたくないという気持ちと、自分をみてくれていた先輩たちへの貢献したいという思いでした。もともと勝負事で負けたくない性格でもあり、加えて素晴らしい先輩方の存在があったからこそ、努力を続けられたのだと思います。
編集長になったのは新卒入社から1年半後で、その後はマッチングアプリなどの事業全体のマネジメントを任されるようになりました。3サイト、社員7人、インターン生6名のチームを統括する経験を積みました。
この期間中、会社の成果だけでなく、自分自身の力を確かめるため個人でもアフィリエイトを始めました。本当に自分の力で上位表示できるのか、会社の看板を使わずに成果を出せるのかを試したかったのです。そして、会社の看板ではなく自分の力を試したいと思い独立しました。
業界の課題に立ち向かう使命感 —「売って終わり」の構造を変えたい

SEO業界の構造的問題に対する強い危機感
小川:クライアントからよく寄せられるご相談や課題にはどのようなものがありますか?
鳥越さん:実際によくあるご相談としては、すでに他社にSEOを依頼しているにもかかわらず、期待していた成果が出ていないというものです。背景には、営業力だけで契約を取り下請けに流したり、外注任せにしてしまうといった業界の構造的な問題があります。
私は、成果を出せる会社が責任を持って担当すべきだと考えており、業界をより健全にしたいという強い思いを持っています。長年SEOに携わってきたからこそ、適切ではない販売手法を目にする機会も多く、そうした状況を変えていきたいと感じています。
他社との圧倒的な違い —「コンバージョンから逆算」の徹底
小川:他社と比較して、なぜコンバージョンが高くなるのでしょうか?
鳥越さん:最も重要なのは、成果から逆算した支援ができているかです。多くの会社は「記事制作・納品で終了」「検索順位向上で完了」としていますが、当社では流入からコンバージョンまでを一貫してみています。
具体的には、クライアントのサイトでコンバージョンが期待できるキーワードの選定、サイト内導線やクリエイティブの最適化まで支援します。コンバージョンから逆算した支援が最大の差別化要因だと考えています。
実際の事例として、さまざまな業種のお客様をご支援していますが、支援開始から半年後にサイトのコンバージョンレート(訪問者のうちコンバージョンに至った割合)が倍になったり、アクセス数が数倍になったケースが多数あります。
また、自社メディアの運用にも力を入れており、私自身がSEOアフィリエイトの会社を立ち上げて株式売却を経験するなど、0→1の立ち上げ経験とクライアント支援の実績の両方を持っていることも強みです。最近ではYouTubeでの情報発信も積極的に行っています。
自由と成果の両立—リモートワーク中心の組織運営

「成果にコミット」を前提とした自由な働き方
小川:会社の雰囲気や文化について教えてください。
鳥越さん:成果や結果にコミットすることを前提として、比較的自由な環境を提供しています。パートナーやメンバーは基本的にリモートワークで、各自のペースで業務を進めており、時間の自由度が高い職場です。
ただし、自由だからといって放任主義ではありません。成果を出すことが大前提であり、その責任を果たせる人材と一緒に働きたいと考えています。結果的に、自律性が高く、責任感の強いパートナーが集まっているため、この体制が機能しています。
採用と仕組みで解決する品質管理
小川:自由な環境で業務の品質を保つ方法を教えてください。
鳥越さん:自由な環境だからこそ、まずは成果にコミットできる人材を採用することを大切にしています。採用は私自身が担当し、責任を持って選考しています。
また運営面では、各パートナーやディレクターのプロジェクトを私が直接把握し、Slackで密に情報を共有できる仕組みを整えています。個々が自由に動きつつも、採用と仕組みの両面で品質を担保できるようにしています。
求める人材像 —「やり遂げる能力」と「素直さ」
小川:これから入社する人に求めるものは何ですか?
鳥越さん:やり遂げる能力と素直さを重視しています。
SEO業務では品質判断が重要なため、採用時には1記事のテストライティングを行い、スキルや適性を確認しています。もちろん能力も大切ですが、それ以上に素直で良い人と一緒に働きたいと考えています。
パートナーの声—成長と働きやすさを両立する環境

エースディレクター山岸さんが語る成長の実感
インタビューには、and mediaでディレクターを務める山岸さんにも参加いただきました。
小川:パートナーとしてジョインされた理由を教えてください。
山岸さん:Facebookで鳥越さんのディレクター募集をみてご連絡しました。もともとライターとして活動していましたが、and mediaでディレクター、そしてクライアント対応まで段階的にステップアップできました。この成長過程に大きなやりがいを感じています。
現在はSEOコンテンツ制作におけるライターさんの品質管理、クライアントとのフロント業務、スケジュール管理など、全体的なディレクションを担当しています。お客様によっては定例ミーティングで成果報告も行っており、幅広い業務に携わっています。
成果を出さなければお客様の信頼は得られません。支援により実際に成果が出たときの達成感は格別で、更なる向上心につながります。
リモートワークと適度なコミュニケーションの絶妙なバランス
小川:働きやすさについてはいかがですか?
山岸さん:基本的にリモートワークですが、月1〜2回の出社機会があり、バランスが取れています。孤独感を感じることなく、他のパートナーとのコミュニケーションや楽しい時間を過ごせます。
親会社主催のサウナ合宿やスノーボード合宿などのリフレッシュ機会もあり、働きやすい環境だと感じています。こうした福利厚生により、適度にリフレッシュしながら業務に取り組むことができています。
今後の展望—コンバージョン重視の姿勢は変わらず

小川:今後の展望について教えてください。
鳥越さん:会社としては、昔も今もこれからも変わらず、SEOの支援を行っていきたいと思っています。掲げているものとしては、コンバージョン獲得に強いSEO会社として、業界トップを目指すことです。
最近はLLMO(大規模言語モデル最適化)という新しい領域も出てきていますが、LLMOにおいても重要なのは実際のコンバージョンにつながるかどうかだと考えています。生成AI時代においても、コンバージョンから逆算した設計思想を大切にしていきたいと思います。
メッセージ—SEO業界の未来を変える決意
小川:最後に、何かお伝えしたいことはありますか?
鳥越さん:当社はコンバージョンに強いSEO会社として、記事制作だけでなく、SEOで上位表示するために重要なドメイン強化のためのユニークなサービスも提供しています。
具体的には、プレスリリースの配信やリンクの営業代行なども行っており、SEOに必要な施策を総合的にサポートしています。当社としては、お客さんに喜んでもらうのが一番だと考えており、喜んでもらえる理由は、やはり成果が出ているからだと思います。SEOもLLMOも、成果を出すことにコミットして取り組んでいきたいと考えています。
これらの分野でニーズをお持ちのお客様には、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。
会社概要
会社名 | and media株式会社 |
HP | https://andmedia.co.jp |
設立 | 2019年 |
事業内容 | SEO(LLMO)支援 コンテンツマーケティング支援 |
※2025年7月15日時点の情報です。