【代表インタビュー】株式会社 aldol 代表取締役 高平 敦規

【熱狂ベンチャーナビ】株式会社 aldol 代表取締役 高平 敦規

「情熱」で営業組織を変える。クライアントの成長に伴走する営業支援のかたち

「営業とはお客さんのパートナーであること」。そう語るのは、株式会社 aldol 代表取締役の高平 敦規さん(以下、高平さん)です。

BtoBに特化した営業支援事業を展開する同社。戦術の策定からマネジメント、メンバーの育成まで一貫して支援し、クライアント企業の営業組織づくりに深く入り込むスタイルが特徴です。社名の「aldol(ardor)」はラテン語で「情熱」を意味し、その名のとおり、仕事に熱い思いを持った自走的な組織の構築を目指しています。

新卒から17年間法人営業に携わり、その半分以上をエンタープライズ向けの人材・組織開発に費やしてきた高平さん。大手企業の開拓・取引拡大のノウハウを体系化し、クライアントに還元することを使命としています。「クライアントの事業が伸びれば、弊社の事業が伸びる」という信念のもと、結果が出るまで伴走し続ける姿勢について伺いました。

目次

プロフィール 

株式会社 aldol

代表取締役 高平 敦規

趣味

野球、音楽鑑賞、筋トレ、読書

尊敬する人

上武大学硬式野球部・谷口監督

座右の銘

嘘を付かない、情熱的営業パーソン

学生が読むべき本

「キングダム」原 泰久、「ハゲタカ」真山 仁

経営者におすすめの本

「企業の天才!-江副浩正 8長円企業リクルートを作った男」大西 康弘、「ザ・会社改革」三枝 匡

人生で一番熱狂したこと

大学野球で日本一を目指したこと

「イケてる営業組織」をつくる。戦術策定から育成まで一貫した支援

戦略ではなく「戦術」から入り込む独自のアプローチ

小川:御社の事業について教えてください。

高平さん:当社はB2Bに特化した営業支援事業を行っています。主に「戦術の策定」「戦術の実行」「メンバーの育成」という3つを軸にしています。

よく戦略の策定を行う会社がありますが、戦略の策定は社長やクライアント側が行った方がいいと考えています。なぜなら、戦略は一番大事なところで、ここは自社で出来るようになるべきだと思うからです。

そのために必要な壁打ちにはお付き合いしますが、策定自体は自社でやっていただく。私たちはその後の「戦術」をつくるところから入り込んでいきます。

17年の法人営業と人材組織開発のバックグラウンド

小川:営業支援会社は多くありますが、御社の強みはどこにありますか?

高平さん:私自身が17年間法人営業をしてきたというキャリアが1つです。その中でも10年ほどはエンタープライズ向けの人材組織開発に携わってきました。採用、マネジメント、育成、組織開発といったことをやってきているので、営業としてクライアント組織への入り込み方や営業パーソンやマネージャーの育成の仕方をわかっているので、そこを一気通貫でできるのが強みです。

どうやったら大手企業を開拓できるのか、取引拡大ができるのか。これまで自分自身で積み上げてきたものを体系化させてクライアントに支援できる。そこが特徴だと思います。

営業代行ではなく「営業支援」——クライアントと共に成長する姿勢

小川:他の営業支援会社との違いを教えてください。

高平さん:よく「営業代行でしょ」と言われますが、営業代行ではなく営業支援なんです。ただ代理で営業するだけではなく、自社で勝てる営業組織をつくっていける、人材の育成をしていける。それを自走化させられます。

考え方として「クライアントの事業が伸びれば当社の事業が伸びる」と思っているので、クライアントの事業を伸ばすために全力で支援します。また自走のために常にクライアント内で出来るように出来る限りシンプルな仕組みで組織開発を行います。その姿勢を買っていただいているのかもしれません。

社名に込めた「情熱」。自走的な営業組織の理想像

ラテン語で「情熱」を意味する社名の由来

小川:高平さんにとっての「イケてる営業組織」とはどのようなものですか?

高平さん:これは社名にも通じるのですが、「aldol(ardor)」はラテン語で「情熱」という意味です。イケてる営業組織とは、みんなが仕事に熱い思いを持って、主体的に個人がやるべきことをやれている組織です。

マネジメント側も現場をみて、メンバーの活かし方をわかった上で権限委譲し、主体性を引き出している。メンバーはそれを信じて自分で動いている。そういう自走的な組織ですね。スポーツでたとえるなら、「強豪校の野球チーム」のようなイメージだと思っています。

現場の声を聞き上げ、経営とつなぐ役割

小川:組織づくりにおいて大切にしていることを教えてください。

高平さん:現場の第一線でお客さんと向き合っている営業メンバーの意見を重要視しています。それなりの営業組織になってくると、経営と現場の熱量の差が生まれてくると思うんです。そこを埋めるのは本来、中間管理職のマネージャーがやるべきですが、今はマネージャーもプレイングだったりして手が回らない。

そこに第三者として関わることで、経営の思いを汲んで現場に浸透させつつ、現場で起こっていることを分析してマネージャーと一緒に戦術を固めて落とし込んでいく。現場の声を聞き上げて経営とつなぐこと、つなぐだけでなく経営ともディスカッションをすること、これを大切にしています。

野球一筋から営業の世界へ。独立に至るまでの歩み

小1から大学4年まで野球漬けの日々

小川:新卒でなぜ営業職を選ばれたのですか?

高平さん:私は小1から大学4年までずっと野球しかやってこなくて、世の中を知らなかったんです。ただ野球部のOBの方たちがよくグラウンドに来て「営業って良いよ」と言ってくれたので、最初は、「じゃあ営業やろう」というノリでした(笑)。人と会うのもコミュニケーションを取るのも好きだったので、向いているんだろうなと思って新卒を迎えました。

20代後半から抱いていた独立への思い

小川:17年間営業をやられてきて、独立を決断されたきっかけは何だったのでしょうか?

高平さん:20代後半から独立したいという思いがありました。前々職にあたる会社で社内新規事業起案制度があり、毎年エントリーしていたのですが、全然引っかからなくて。

自分自身で事業を考えて協力も得てやってみたときに、「これ、自分でやりたいな」という思いが芽生えました。そこからベンチャーかスタートアップに行き、若い会社がどうやって成長していくかを学びたくて転職しました。

「お前に賭けるよ」。熱狂の瞬間と創業時の苦悩

お客さんから認められた瞬間こそ最高の熱狂

小川:今までお仕事されてきた中で、一番熱狂したエピソードを教えてください。

高平さん:毎日熱狂しているから難しいですね(笑)。

一番熱狂するのは、お客さんから「お前に賭けるよ」と言われた瞬間です。その瞬間は認められたと感じますし、このお客さんのために全力を尽くそうと強く思います。

もう1つ熱狂できるのは、失敗したときです。「これをどうやって乗り越えて信頼を勝ち得ていこう」と考えたりするので。うまくいっているときに熱狂するのは当たり前だと思うので、失敗したときにこそ「何くそ」という気持ちで熱狂的になります。

だから結局、どんなときでも熱狂してしまうんですよね(笑)

営業とは「パートナー」。本質的な課題解決への姿勢

「物売り」ではなく「右腕」として寄り添う

小川:高平さんにとっての「営業」とはどういうものですか?

高平さん:私にとっての営業は、お客さんの「パートナー」であること。これが私の思う営業職です。パートナーというのは右腕です。

よく「営業って物売りでしょ」「口がうまいんだね」と言われますが、それは間違っています。営業とは、どれだけお客さんのことを聞けるのか、そこから本質的な課題をみつけ出せるのか、そして解決策を提示して実行していけるのか。それができて初めて信頼される営業になると思っています。

PDCAを回し続けられるかどうかが分かれ目

小川:成果を出す営業の共通点はありますか?

高平さん:仮説を立てて実行することをやり続けられるかどうかの違いだと思っていて、間違ったところは修正すれば良いだけです。立てた目標に対してまずやってみる、ちょっと違うなと思ったら自分でPDCAを回して次の手段を生み出す。それが徹底できる人はうまくいくと思います。

年商10億円を目指して。今後の展望と求める人材像

5年後の10億円企業を見据えた成長戦略

小川:今後の展望を教えてください。

高平さん:定量面でいうと、来期に年商1億円を突破したい。5年後には10億円の会社にしていきたいと思っています。

定性的な面では、来期、一緒にできる同じ熱量を持った「パートナー」をみつけ、2期目からは採用をしていきたいと考えています。

「熱く仕事を愉しむ」——共感できる仲間を求めて

小川:どのような方と一緒に働きたいですか?

高平さん:当社のバリューとして「熱く仕事を愉しむ」「すべてはクライアントのために」「成果を追求する」「事業成長・人材成長を徹底的に考え抜く」という4つを掲げています。ここに共感していただける方とお仕事したいです。

「熱く」といっても、ずっと情熱的でいろというわけではなく、オンオフをしっかりして、やるときはガッとやる。休むときは徹底的に休む。そういうメリハリをつけられる人と一緒にやりたいですね。

結果が出るまで伴走する。入社を検討する方へのメッセージ

小川:最後に、入社を検討される方や読者の方へメッセージをお願いします。

高平さん:株式会社 aldol は「結果が出るまで伴走する」会社です。施策だけ走らせてやりっぱなしになることって良くあると思うんです。私たちは徹底的にやりきってどうだったのかを判断し、営業を通じて事業を加速させることに伴走します。また営業戦術だけでなく、人の育成にも向き合っていきます。

お客さんの事業が伸びれば当社の事業が伸びる、ということを信じて、スピード感を持ってお客様に向き合い、勝てる情熱的な営業組織づくりに貢献していきたいと思っています。そういう思いを持った方にぜひきていただきたいです。

会社概要

会社名株式会社 aldol 
HPhttps://aldol-sales.com
設立2025年6月
事業内容営業支援
人材、組織開発
研修運営
会食代行
マーケティング支援

※2025年11月13日時点の情報です。

ぜひ熱狂をシェアして下さい!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
小川莉奈のアバター

編集者

小川 莉奈 - 熱狂ベンチャーナビ編集部

プロフィールを見る

看護師から一般企業へ就職。その後株式会社デジマケに入社。自身の転職経験を元に新卒~若手の転職者にわかりやすい情報をお届けします。

西畑大樹のアバター

監修者

西畑大樹 - 熱狂ベンチャーナビ運営責任者

プロフィールを見る

新卒で証券会社に入社。その後、不動産・マーケティング・SaaS企業と4社の経験を経て独立。
学生時代は無人島のインターンや創業2か月目の会社でインターン生として2年勤務。
学生時代から新卒就活領域のメディア運営やキャリアコンサルタントを行っていた経験を元に業界や企業理解が深まるインタビュー記事や就活や転職に役立つ情報をお届けします。

HP X FB
秋山翔一のアバター

ファクトチェック

秋山翔一 - 熱狂ベンチャーナビ編集責任者

プロフィールを見る

新卒で商社に入社。その後WEBマーケティング支援を行う会社に転職。その後、繊維メーカーの役員を経て株式会社デジマケを創業。
年間500記事以上の監修を行っております。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

HP X FB

執筆者情報

熱狂ベンチャーナビ編集部はインターンシップ・新卒就活・転職経験者で編成されております。20代~30代の幅広い年齢・職種やキャリアを持つメンバーが在籍しているため、就活・転職の苦しかった経験や成功体験を元に求職者に役立つ情報を発信いたします。

目次