【代表インタビュー】株式会社プラウドエタニティ 代表取締役社長 大竹和也

熱狂が、新たなチャンスを掴む鍵に ~挑戦を突き詰めることが人生を楽しむコツ~
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プロフィール

株式会社プラウドエタニティ 

代表取締役社長 大竹 和也

趣味:旅行で47都道府県制覇、子どもと一緒に新しい挑戦をすること、食べ歩き

尊敬する人:男3兄弟を育てた両親

人生で一番熱狂したこと:経営者を目指したこと

座右の銘:できるできないではなく、やるかやらないか

事業について

エンジニアが純粋に技術に向き合える会社へ

小川

事業モデルについて教えていただけますか?

はい、弊社はシステムエンジニアリングサービス(SES)の事業をメインとして展開しております。弊社のグループ会社でインフラ系の受託を昨年度から開始しており、現在はSES、受託、そしてIT教育の3つの分野に力を入れている会社です。

小川

会社の設立経緯を教えてください。

弊社はプラウドグループという名前で、2013年に設立されました。元々はプラウドデータという親会社からスタートした会社です。私はプラウドフローに入社し、代表は渡邊で、弊社には独立支援制度という特殊な制度があります。この制度は、将来社長を目指したり経営に興味がある方々の支援を行うもので、私自身もその制度を利用して、元々は管理営業のポジションで3年経験を積んだ後に設立に携わることができました。現在、グループ全体で約12名の社長がいる状況です。

小川

他の会社と比較したときに、どのような点に特徴がありますか?

弊社の強みは、未経験者の採用を積極的に行い、フォロー体制と教育体制に力を入れている点です。特に教育については、開発経験のあるエンジニアが講師として毎週月曜日の入社日に基礎研修を行っています。研修終了後は、弊社独自のカリキュラムを基に基礎スキルを習得してからプロジェクトにアサインされます。このような教育流れで現場に出てもらう体制を整えています。

そのように、未経験の方でも基礎スキルをしっかり身に着けてから、技術力が必要とされる企業や、人材不足の企業にエンジニアを派遣しています。また、昨年度からは受託案件も開始し、大手SIR(システムインテグレーター)からプロジェクトを受託してグループのエンジニアをアサインしています。今後は受託事業の割合も増やしていく予定です。

小川

フォロー体制について詳しく教えていただけますか?

技術者に1対1で担当者がつく体制は一般的には少ないとされていますが、弊社では、技術者一人ひとりに専任の「管理営業」という担当者がつきます。

コミュニケーション面や人間関係などのサポートを担当し、何でも相談に応じる窓口として機能しています。定期的にヒアリングを行い、現場の状況やできるようになったスキル、または不満や課題があれば解決に向けたサポートを行っています。

このように、未経験の方でも成長しやすい環境を提供しているフォロー体制が、SES事業を行っている一般的な会社と異なる特徴だと考えています。

大竹さんご自身について

困難さえ楽しめる、夢中になる力を磨こう

小川

大竹さんご自身の経歴について教えてください。

高校卒業後、地元で家族と暮らしながらフリーターとして様々な職業を経験し、自分に合う仕事を模索していました。その後、「一度は自分の力で生活してみたい」と思い、20代前半で上京。興味のあったカラオケ店でアルバイトを始め、やがて社員登用され、約7~8年間の勤務で責任ある役割を任されました。しかし、結婚を機に将来の働き方を見直し、日勤の仕事を求めて転職活動を開始。

2019年、現在の会社プラウドフローに入社し、面接時に社長から「社長になりたいか?」と問われたことが転機となりました。その一言で独立志向が芽生え、猛勉強を重ねた結果、3年後に自身の会社を立ち上げるに至りました。この経験を通じて、「とにかく挑戦してみることで新しい扉が開く」ことの大切さを強く実感しています。

小川

学生時代はどのように過ごされていましたか?

小学生の頃からソフトボールに熱中し、仲間と共に勝利を目指しました。中学で一度スポーツから離れましたが、高校で野球に情熱を取り戻し、初心者ながらも努力を重ねました。しかし、高1で肩を痛め、夢が一度途絶えたように感じましたが、高2からは新たな情熱をアルバイトに見つけ、自分の可能性を広げることに専念しました。

勉強面でも、一度ノートを取らないで学年1位を目指す友人に触発され、「自分も何かに本気で挑戦したい」という想いが生まれました。そうして努力した結果、学年1位を取れた経験もあり、この達成感は自分にとって大きな原動力でした。学生時代から、自分で自分の未来を切り拓く熱意を大切にしていました。

小川

今でも、当時のような情熱や熱狂を仕事に対して感じる瞬間はありますか?

社会人として、私は営業の仕事に全力で打ち込み、日々新しい挑戦をしているときに感じます。特に新規顧客の開拓や営業ノウハウの研究には情熱を注ぎ、YouTubeやネットで学んだことを実際の仕事で試し、改善を繰り返す毎日です。周囲から「なぜそんなにモチベーションが持続するのか」と尋ねられることもありますが、私は自分の仕事に夢中で、何かに熱中している限り、自然と前向きになれると感じています。

経営の立場になってからは、社員の熱意を引き出すことも自分の重要な役割だと感じています。”とりあえずやってみる”という姿勢だけではうまくいかないということも痛感したので、そういった経験から、冷静さと情熱のバランスを取ることを意識するようになりました。今は「会社をどこまで成長させられるか」という大きな目標に向かい、日々学びと改善を重ねながら、社員と共に新しい可能性を追い求めています。

小川

経営者として一番大切にしていること、また常に心がけていることは何ですか?

私たちの会社では、まず「人」を第一に考えています。これは、社員一人ひとりの成長や幸福が会社全体の成長に繋がると信じているからです。しかし、同時にお客様あっての組織だとも考えています。お客様との関係性の構築は常に意識しており、信頼を築くことが私たちの成長に欠かせない要素です。営業担当者は現在いませんが、私自身が営業を続けていくつもりで、お客様のニーズを直接理解することが重要だと考えています。

会社について

面白いと思えるようになるまで行動し続けられる人が勝つ

小川

社内の雰囲気を教えてください。

私たちの会社は、前職はほとんど異業種からの転職者が中心です。こうした多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっているため、常に新しい視点やアイデアが飛び交っています。

採用においては、私が一番重視しているのは人柄やコミュニケーション能力です。特に、趣味や熱中できるものを持っている人は、一生懸命に業務にも取り組んでくれる傾向があると思っています。自分の興味のある分野をとにかく学び続けて、それが結果面白いと思えるようになるまで突き詰められる人は強いですね。

社員はみんな真面目ですが、飲み会や交流会も盛んで、楽しんでいる社員が多いです。特にエンジニアは、プロジェクトの合間にクライアントとコミュニケーションを取る機会が多いので、技術的な仕事だけでなく、社内外での人間関係を構築する能力も非常に重要です。

最近入社した女性エンジニアも、他社との比較を経て弊社を選んでくれました。その理由は、弊社の事業部制度にあり、自分の興味のある分野を選んで働けるという柔軟さです。選択した分野で独自のカリキュラムを進めていくことで、専門性を深めていくことができるため、彼女もここで成長できると感じたようです。

今後も、そうした「熱狂」を持つ人材を求め続け、自己成長を楽しみながら、会社にも貢献できるようなメンバーと共に働くことが、私たちの理想です。

小川

今後の会社に関するビジョンを教えてください。

事業面では、SES事業だけでなく、受託開発の割合を増やし、将来的には自社開発にも力を入れる計画です。また、AI関連の技術者の採用にも注力していく意向があります。これからの成長に向けた基盤をしっかりと構築していくことで、私たちは目標の実現を目指しています。

社員にはまず、自分自身の幸せを優先してほしいと考えています。「御社に貢献できるように」という言葉は嬉しいですが、まずは自分の生活を安定させることが大切です。最終的には、社員が自分を満たし、成長することで、会社に対して何ができるかを考えられるようになることが理想です。私たちと共に成長し、会社のビジョンに賛同してくれる人材を育てていきたいと考えています。

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この記事を書いた人

株式会社デジマケの広報兼取材ライター。熱狂ベンチャーナビで立上げから奮闘しております。年間100記事以上を執筆。
企業や人の魅力を周りに伝えるのが得意です。

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